皆さん「新防火地域」ってご存知ですか?
新防火地域とは、2003年10月から、震災等の火災の危険が高い地域に指定されているもので、都市計画により全国で指定される「防火地域」や「準防火地域」とは異なり、東京都独自の制度となります。
具体的に申しますと、「新防火地域」は、「防火地域」と「準防火地域」との中間的な規制で、延べ面積が500平方メートルを超えるもの、又は地階を除く階数が4以上のものについては、「耐火建築物」に、それ以外のものについては、「準耐火建築物」にしなければなりません。
原則として全ての建物は準耐火建築物以上という事ですから、かなり厳しい規制という事になりますね。
現在計画中の大型案件は新防火地域。
設計変更により、延床面積が500㎡を超えそうなので耐火建築にしなくてはなりません。
木造耐火?
鉄骨造?
RC造?
選択肢は色々ありますがどれをセレクトしても大幅なコストアップは必至。
合理的なプランニングが求められます。
耐火建築は、主要構造部が耐火構造の建物ですから、火災に強いのは勿論のこと、遮音性能などもアップしますから、賃貸住宅には適しているとも言えます。
コストはかかりますがそれなりのメリットもあると。
火災に強く、地震にも強い耐火建築アパート。
綿密な計画で是非実現させたいと思います。
新防火地域
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