長期安定経営を目指し(品川、目黒、世田谷など)立地にこだわる「アパート投資の王道」

王道アパート設計士の切磋琢磨な日々

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小櫻 友康 日々

木造3階建て

投稿日:

最近、より有効な土地活用の観点から2階建てでなく3階建てのご要望も増えてきました。
ただ1層増えるだけじゃない?大した事ないでしょ?
と思われるかもしれませんが、1層増えるだけで色んな制限が生じてきます。
・用途地域によっては不可能(例えば1、2種低層住居専用地域では軒高7m超え若しくは地上階数が3になっただけで日影の検討が必要となる)。
・容積率制限の厳しいところでは容積率オーバーとなる
・構造計算が必要となり審査の対象となる
・所謂4号建築ではなくなるので審査期間は大幅に伸びる
・中間検査が必要となる
・設計期間も建設工期も延びる
・当然コストアップ(設計費も建築費も)
思いついただけでもこのくらいありますが細かいことを挙げればもっと色んな厄介な事が出てきます。
2階建てと3階建てでは大違い。
たった1層増えるだけで設計の手間も大幅にアップするのです。
しかし、2階建てよりも床面積が増えるのは事実。
賃料収入も当然アップします。
設計や施工のアップ分が賃料収入でまかなえれば当然3階建てもアリ!という事になります。
王道アパートに関して言えば、もともとが極太柱、極太梁ですし、手間もかけてますから、現場としては3階建てでもそんなに慌てる事は無いようです。
しっかりとシュミレーションをして、適切な判断をすれば3階建ての選択肢もある!という事を頭に入れておくと良いと思います。

-小櫻 友康, 日々

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