現在監理を行っている現場の近くでこのような現場の光景を見かけました。
おおーっ懐かしい。
ラスモルタルですね。
ラスモルタルとはその名の通り、ラス網の上にモルタルを塗ったもの。
現在のようにサイディングが普及する前は、木造では最も一般的な外壁仕上げでした。
通常はこのラスモルタルの上に吹付けや左官等で仕上げるわけですが、クラック(ひび割れ)の問題や、工期がかかる(ということはお金もかかる)といった点から最近は敬遠されている工法です。
ただ、サイディングの質感がどうしても嫌という方や、手作りの良さを生かした仕上げに魅力を感じる方も多くおられ、そのような方には依然支持されている工法でもあります。
業者さんに聞いたところでは最近は改良工法も開発され、きちんとした施工を行えば、以前よりも耐久性も高まってきているようです。
やはりネックは工期&コストでしょうかね・・・。
この現場は最終的にどんな仕上げになるかは分かりませんが、こだわりのあるオーナーさんなのでしょうね。
人様の建物とは言え完成が楽しみです。
工期&コスト重視の収益物件には積極的にお勧めするわけにはいきませんが、やはり手のぬくもりを感じられる仕上げって魅力的ですよね。
う~ん・・・久々にやってみたくなってきた。
左官職人さんと激論を交わしながら。
現在設計中のアパートで勧めてみようかなあ・・・?
やはり断られるだろうなあ・・・。
ラスモルタル
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