昨日は王道アパート見学会に参加させて頂きました。
今回のテーマは、「土地を読むアパート」。
場所は都内私鉄沿線駅から程近い立地の閑静な住宅街です。
敷地形状は比較的整形と言えますが、問題は高低差。
何と敷地が傾斜地で、かつ隣地とも大きな高低差が。
初めて敷地を訪れた時、さすがに尻込みしましたが、オーナーと何度も話し合い、テーマを「土地を読むアパート」に。
できるだけ地形をいじらず、むしろこの地形を生かしたプランニングを行うことをコンセプトとして設計が進められました。
その結果、敷地の高低差をそのまま建物に反映させ、住戸配置を断面的にずらす案が採用されました。
オーソドックスな全住戸南向きプランながら、変化に富んだ空間を実現する事が出来たと思います。
参加者の方々からは、
「高低差のある敷地は御法度と思っていたが、こんなやり方があったのか」
「ゆとりの空間はアパートの域を越えている」
「一般的には2階の部屋が良いが、このアパートなら1階の方が良いかも?」
といったご意見を頂きました。
特異な立地条件も工夫次第で魅力あるものにできる・・・
そんな思いが参加者の皆さんに伝わればとても嬉しく思います。
今後も、どのような立地条件にも柔軟に対応できる、魅力あるアパートづくりに向けて努力を続けていきたいと思います。
王道アパート見学会
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