RC王道アパート完成見学会

本日は王道アパートの完成見学会に参加させて頂きました。
今回は都心の高級住宅地に計画されたRCバージョン。
周辺環境に相応しい品位を保ちつつ、耐久性、メンテナンス性に優れた建物というテーマで取り組みました。
RCというとゴツい構造体で、あちこちに柱型や梁型が出っ張って鬱陶しい・・・というイメージをお持ちかもしれませんが、今回は壁式構造を採用したので、室内に余計な出っ張りがほとんどありません。

高い天井高を有するゆとりの空間。
効率よくレイアウトされたプランニング。
空間構成はいつもの王道アパート同様です。

外観はシンプルに。
外部打ち放しはどうしてもメンテナンスが大変なので低汚染タイプの塗装を施しています。

インテリアはシンプルなクロス張りとコンクリート打ち放しのコンビネーション。
部分的に鉄骨のアラワシも。
構造は構造。
間仕切りは間仕切り。
断熱部分は仕上げ、それ以外は打ち放し。
これらの構成をあえて大胆に現しています。
まさにスケルトン＆インフィルですね。
将来のメンテナンスの時、この有難さが実感できるはず。

空間ののびやかさはいつもの王道アパート同様ですが、構造が変わるといつもの王道アパートと少々趣が変わりますね。
参加者の方からは打ち放し仕上の面白さや、遮音性の高さなど高い評価を頂きました。
短時間の見学会でしたが、RCならではの遮音性、気密性、断熱性を実感して頂けたようで良かったです。
RCは、工期、コストなど課題も多いですが、工夫次第ではまだやれる事があると思っています。
機会があればまたトライしたいと思います。