先日お客様より、
「お隣との境界に建っている万年塀が怖い事になっているんですが…」
と連絡を頂き、急いで現場に直行しました。
コンクリート板が支柱から外れている…。
確かにこれは危険。
地震?台風?その他何らかの理由でこのようになってしまったのでしょう。
業者さんと修理方法を協議した上で、早速改修工事を手配しました。
思えば万年塀は、普段街中を歩いていても危険な状態のものをよく目にしますね。
特に道路沿いに建っている危険な万年塀は、もしもの時には歩行者に危害が及ぶ可能性もあります。
意外に思われるかもしれませんが、万年塀は建築基準法上コンクリートブロック塀のような明確な定義がありません(JIS製品基準はありますが)。
このあたりもオーナーさんがつい見落としがちな理由かもしれませんが、当然ながら危険な状態を放置してよいわけではありません。
ご自分が所有されている建物で、万年塀が採用されている箇所がある場合、是非定期的な点検をお勧めします。
自治体によっては、道路沿いに建っているコンクリートブロック塀や万年塀の建替えについては助成金を出してくれる制度もあるようです。
建物の安全性は建物本体だけでなく、塀や門扉にも気を配る必要があります。
kozakura