建築物省エネ法が改正されました。
これまで大規模の建築物が適合義務対象となっていましたが、これからは対象範囲が拡大され、中規模建築物も適合義務対象となり、戸建て住宅においても建築士から建築主への説明義務制度が創設されます。
これからは規模に関わらずほぼ全ての建築物が関係してくる内容となり、令和3年の施行に向けて説明会が全国で開催されています。
講習会スケジュールを見ると、ちょうど横浜にて講習会が開催されるので、私も出席してきました。
場所は開港記念館。
久々に伺いましたが、やはり感動しますね。
正面玄関から入ると身が引き締まる思いがします。
さすがに講義内容は盛り沢山。
法改正の解説がメインかと思っていましたが、施工に関する解説もしっかり行ってくれました。
限られた時間の中でしたが、講師の方々の説明も分かりやすく、非常に参考になりました。
忘れないうちに復習しておかなくては。
当然王道アパートも説明義務制度の対象になります。
建築士の業務がまた増える…。
業務負担が増えることは辛い事でもありますが、住宅・建築物分野においては、2030年度のCO2排出量を、2013年度比で約4割の削減が求められているそうで、省エネ対策充実のためにはやむを得ないと思うしかないのか…。
もともと王道アパートの断熱は、一般のアパートに比べて「ちょっとオーバースペックでは?」なんてよく言われてきましたが、これからは本領発揮といったところでしょうか。
私たち王道チームとしても、更なる省エネに向けた断熱材選び及び工法の検証、合理的な開口部の大きさや位置の計画などを推し進めていきたいと思っています。
建築コストも気になるところではありますが、アパートづくりにおいてもCO2排出量削減努力は避けられない時代に入ったということですね。
kozakura