丸の内界隈の散歩はまだ続く・・・。
歳のせいでしょうか?
最近レトロ建築がすごく気になっています。
特に、前回ご紹介した東京中央郵便局が建てられた明治時代若しくは大正時代あたりに建てられたもの。
昭和初期あたりのものも良いですね。
東京駅や、明治生命館なんかもそうですし、ちょっと新しいですが皇居近くのパレスホテルも良い雰囲気ですね。
さらに日本橋、銀座あたりまで足をのばせば日本銀行本店、三越日本橋本店、歌舞伎座などなど・・・。
その他あまり名の知れていない建築にも素晴らしいものがあります(残念ながら現存するものは減っていますが)。
今のようなハリボテ建材が無い時代の建築は重厚で味わいがありますし、設計者や施工者の誇りとか情熱なども伝わってきます。
しかしちょっと気になる事が。
これらの多くは再開発や建て替えの話が持ち上がっているんですね。
東京駅は建設当時の状態を復元予定だからまあ良いとして、東京中央郵便局や歌舞伎座は高層ビルに生まれ変わるとか(可能な限り外観は保存するとされていますが)。
パレスホテルも先月一杯で休業してしまいましたし、そういえば上野の聚楽台も昨年閉鎖してしまった・・・。
うーん・・・お気に入りのレトロ建築がどんどんなくなってしまう・・・。
老朽化とか構造的な問題とかいろいろな事情があるのでしょうけど、何だか寂しいですね。
現在私が設計させて頂いている建物も、何十年か経って「壊すのが惜しい!」と誰かに言われるような建物であって欲しい。
そのためには流行を追いかけたり、うわべだけのデザイナーズ何とかに走っていてはダメですね。
今度時間があったら横浜あたりのレトロ建築も散策したいなあ。
その時はまたご報告いたします。
前回ブログに続きレトロ建築に関する話題でした。
レトロ建築
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