効率化とゴミ （和久利）

１軒の建物を建てる時、大変多くの建材を使いそれに伴い大量のゴミが発生します。
以前設計した建物の例では・・
例－鉄筋コンクリート造、４階建、賃貸マンション、延面積1200平米（360坪）、
　　　工事費２億6000万、工事期間約10ヶ月、作業延べ人数約3000人の場合
　　　発生ゴミ量 約１００立米（４ｔトラック約１６台分）
といったデータとなりました。
今、王道チームで議論しているなかで建材仕様の統一化、工事工程、
作業の効率化があります。
効率化を計ることは建設コストの削減に寄与しオーナーに還元されます。
又、建材のロスやより無駄の無い作業を行ない効率化を計ることは現場での
ゴミ削減に反映され廃棄物処理費用削減はもちろん、マクロでとらえた場合
それは地球環境に還元されることに繋がります。
以前と比べると格段に産廃に対する法律も意識も変わってきましたが、
年間100万戸近い住戸が新築される昨今、１棟１棟のちょっとした思いやりが
我々の生活に大きく影響していくのだと思います。