昨晩は東京都心も雪が積もりました。
先週末は雪が積もる予報でしたが全く積もらず子供たちもガッカリ。
ところが昨日は予報が雨でしたから外に出てビックリ!
朝にはほとんど解けていましたがつかの間の雪景色を堪能できました。
東京都心で2cm程度の積雪だったようですが、屋根に積もる雪は僅かでも思わぬ被害をもたらす事があります。
建築基準法施工令第86条によれば、雪の重さは積雪量1cmごとに20ニュートン/㎡以上とし、多雪区域についてはその区域により異なる数値で計算する、とされています。つまり雪は1cm積もれば最低でも1㎡あたり約2㎏の荷重になるという事ですね。
湿った雪や積もり締め固まった雪はさらに大きな荷重になると言われています。
そうなんです。雪はとっても重いのです。
そこで木造建築に多い傾斜屋根には「雪止め」というものを設置するようにしています。
「雪止め」とはこういうものです。
見たことありますよね?
「東京は雪なんてほとんど降らないから雪止めは要らないよ」
とよく言われますが、ほとんど降らないという事は雪に対しては全くの無防備とも言えるのです。
雪の恐ろしさを忘れてしまっている・・・。
ましてや東京都内は密集して家が建ち並んでいます。
隣の家の雪が落ちてきたり、自分の家の雪が隣に落ちたり、予期せぬ事が起こりやすいのです。
あなたのご自宅や所有されているアパートに雪止めは付いていますか?
今一度ご確認されることをお勧めします。
雪止め
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