一般的に建物高さは建物の最も高い部分で決まります。
といっても塔屋や工作物等は一定の条件を満たせば高さに算入されません。
そこで最近問題になっているのは、太陽光パネルの扱い。
役所や検査機関に確認したところ、残念ながら太陽光パネルは建物高さに算入されるとの事。
当然道路斜線や北側斜線に当たってもダメ。
制限が緩い役所で、パネル面積が建築面積の1/8までなら高さに不算入!というところもありましたけど、どうせやるなら屋根面全面に設置したいくらいのに、そりゃないでしょ?
役所の見解は、太陽光パネルは建築設備のようなものであり、建物の一部であると。
従って建物の高さに算入されて当然だろうと。
まあ何となく言いたいことは分かりますが、その見解って自然エネルギーの普及を進めようとする世の中の動きに逆行してないか?
太陽光パネルの建築物高さ算入を受けて設置を断念する方々も沢山いらっしゃるのでは?
官民一体となってエネルギー問題に取り組んでいかなくてはならない時代。
もう少し柔軟な発想が必要と思うのは僕だけでしょうか?
建築基準法には他にも言いたいことは山ほどありますが、改めて建築基準法って何のため?と考えさせられてしまいました。
建物高さの解釈
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