先週末は王道アパートの完成見学会に参加させて頂きました。
今回のアパートは
敷地が変形敷地であること
敷地が2種類の用途地域に属するため、それぞれ異なる高度斜線がかかること
建てられる部分は道路と高低差があること
といった厳しい立地条件の中、いかにしてヴォリュームを確保するかが大きなテーマとなりました。
その結果、2階の一部の部屋は高度斜線の切り替えがそのまま内部空間に現れたり、平面形状が歪んだり、各住戸の専有面積が全室異なったり、建物形状は困難を極めてしまいましたが、苦労した甲斐もあり、出来上がった空間はバリエーションに富んだ面白いものに仕上がったと思います。
見学者の方からは
「この歪んだ空間がかえって面白い」
「厳しい条件ながら空間を無駄なく使いきっていて、驚いた」
「広い部屋と狭い部屋があるが、それぞれ特徴があって面白い」
といったコメントを頂きました。
今回の見学会で、どんなに困難な立地条件でも、アイデアと工夫次第でオンリーワンなアパートを建てることが出来るという事が伝われば幸いです。
完成見学会
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