ＲＣ長屋基礎型枠完了

ＲＣ長屋の基礎型枠が組み上がりました。

ブルーに見える部分は断熱材です。
1階の床下断熱ですね。
このブルーの断熱材の上にスラブ配筋を行い、コンクリートを打設します。
基礎ならどうせ隠れるし、鉄筋さえきちんと入っていれば後はお任せで良いのでは？
と思われるかもしれませんが、そうはいきません。
基礎には設備配管を通す穴（スリーブ）が必要になりますが、径が基準を超えると開口補強が必要となります。
結構慣れている業者さんでもつい忘れがちな工程ですのでしっかりとチェックを行う必要があります。
また、地上部分で打ち放し仕上がある場合、基礎部分で型枠の材質を変えて仕上がりを試すケースもあります。
打ち放し仕上というのは、実は非常に繊細な仕上げで、型枠が異なるだけで微妙に仕上がりが変化します。
このあたりを隠れて見えなくなる基礎で確認しようというわけですね。
基礎工事は構造上重要な部分ですから、当然ながら配筋や部材寸法は入念にチェックしますが、それ以外にもチェックすべき部分は多数あります。
構造的にも、意匠的にも、設備的にも決して侮れない工程なのです。