アパートの設計でいつも悩むのは限られたスペースをいかに有効に使い、広く見せるか?
そのためにはプランニングを進めながら余計なスペース(何も置けない無意味なスキ間、通路など)を排除する作業をいつも行っています。
おかげさまで内覧に来られた方からは図面や数字よりもはるかに広く感じる!という感想を頂くことが多く、いつもこっそりニヤリとしているのですが、入居者さんによっては家具のレイアウトなど考慮すると水廻りがこっちの方が良かったかな・・・?
という意見を耳にする事があります。
うーん・・・そのレイアウトだと落ち着いた雰囲気にはなるけど相当なスペースのムダが生じ、使えるスペースがかなり狭くなるんだけどなあ・・・。
文句なしに合理的なプランを提案しているんだけどなあ・・・。
しかし思い込みは禁物ですね。
入居者によってライフスタイルや趣味は様々。あえて狭くなるような間取りの方が好まれる事もあるものだ、と改めて反省することしきり。
そういえば以前手がけたマンションも、流行のダダッ広いワンルームを否定し、あえて部屋を分けた事が凄くウケたことがあったなあ・・・。
現在進行中のプロジェクトでは、広さを最大限強調したプランと、広さよりも落ち着きとか、安心感などを重視したプランを混在させたりしています。
その分設計は大変なのですが・・・そんなことは言ってられません!
既成概念に囚われず、万人狙いではない、色々な方に愛されるアパートづくりを目指します。
広さと使いやすさ
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