先日、打ち合わせでお訪ねした敷地のまわりには収穫を待つ稲穂。
稲わらは乾燥させて畳の芯(畳床)として使われてきました。
最近では発泡スチロールなどを畳床に使ったものが主流となり、昔ながらの材料と製法で
作られた畳は少なくなっています。
マンション畳と呼ばれる1枚数千円のものから、稲わらや国産イグサを使用した手縫いの
1枚10万円以上のものまでさまざまです。
稲わらを使い、表面にイグサをシッカリと編込んだ畳を素足で歩いた時の足裏にグッとくる
あの感触を一度味わうと他の普及畳では物足りません。
畳縁も化学繊維のものではなく純綿や麻が良いでしょう。
そんな畳は見た目もひじょうに美しく、足裏の感触とともに普段目にする畳のイメージを
ガラリと変えてくれるはずです。
なにより稲わらは1枚の畳で500ccの水分を調湿し、畳の内部構造は床遮音にとても
効果的なのです。
もちろん天然素材の有効活用やリサイクルの簡便さは環境にも貢献します。
そんな畳を使って。。。。メンテナンスは正直問題ですが。。。。。
「和」をイメージした事業案件も面白いかもしれません。
稲穂垂れる (和久利)
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