新しいゼロ型アパート完成しました。
大長さんのブログでは「Iアパート」でおなじみですね。
今回は規模も小さく「コンパクトゼロ」と勝手に呼んでいます。
今回のアパートに関しては、ほとんど大長さんに語られてしまいましたね(笑)。
ご覧の通り、ゼロ型のコンセプトである「無装飾」「無凹凸」は今回も徹底されています。
これで無理やりバルコニーを付けるとかなり部屋が狭くなっていたでしょう。
「中途半端なバルコニーより部屋を広く!」客付けジェレントさんのアドバイスです。
カラーは今回もブラック(正式にはチャコール)&シルバーです。
今回は1種低層住居専用地域の1種高度地区という、最も高さ制限の厳しい地域で、天井高さの確保は苦労しました。
写真のロフトはいつもの王道型のように天井を高くして確保したものではなく、屋根の勾配を利用したものです。
この方法なら高さ制限の厳しい地域でも何とかロフトを確保できます。
当然ロフトは2階だけとなりますし、王道型のような豪快なロフトではありませんが、この微笑ましいロフトも見学会では好評だったようです。
さりげなく造っているように見えますが、寄棟で登り梁ですから、建前(たてまえ)は大変でした。
このロフトはトータルハウジング久野さんの技術力のたまものです。
キッチンは相変わらず立派なものがついています。
「外部あっさり内部こってり」がゼロの面白いところですからね。
今回も荒井さんパワー全開でした。ありがとうございます。
もちろんユニットバスや洗面化粧台も手抜かりなしです。
玄関まわりもシンプルです。
センサーでドア脇の照明が点灯し、玄関前を明るくすると同時に必要最低限の外灯の役割も担っています。
ここまであっさりしてて良いのか?と思うかもしれませんが、長年建物管理を行っていくとこの有難さが実感できると思います。
今回は戸数が2戸×2F=4戸で、中央に水廻りや階段を集中させました。
どの部屋も隣を意識しないで生活できるよう配慮しています。
さらに、先日の大長さんのブログでも触れて頂いたように、上下階床の遮音もかなりのレベルですから(排水音等は皆無に近いです)、入居者の方にも快適に生活して頂けると思います。
強引に6戸にしないで良かった・・・完成した建物を見て心からそう思いました。さすが大長さんですね。
敷地がそんなに広くない、土地が敷地延長だ、高さ制限が厳しい、膨大な費用をかけたくない、早く建てたい、でも快適で競争力のある賃貸住宅にしたい・・・。
「コンパクトゼロ」という選択もありますよ!
コンパクトゼロ完成 (小櫻)
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